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2026年7月5日(日)、大阪にてMAF クリニック経営セミナー(COREステージ)を開催しました。今回のテーマは「リーダー育成」。スタッフが自ら考え、動く組織をどうつくるか。講義・プレゼンテーション・ディスカッション・ゲスト講演を通じて、密度の高い一日となりました。
前回4月のEH向上セミナーから3ヶ月。参加者それぞれが自院で実践してきた内容をシェアすることから始まり、「スタッフと面談する時に目的を伝えるようにしたら、自分自身も楽しくなった」「バリ島で学んだアプローチを実践してみた」など、互いの経験を学びに変えるMAFらしい時間が展開されました。

スタッフ目線の実践報告が行われました。入職当初は意見を否定されることが怖く、口を開くことが苦手だったという。なぜ今、自ら講演会を企画し、休日にセミナーへ参加できるようになったのか。その変化の背景に、三つのきっかけがあったと言います。
一つ目は「仕事ではなく目的を教えてもらったこと」、二つ目は「考えることを求められたこと」、三つ目は「挑戦させてもらえたこと」。失敗しても次どうするかを一緒に考えてもらえる環境が、また挑戦しようという気持ちを生み続けたと言います。「スタッフが指示待ちであれば、能力を変えるより、声かけと環境を変えるだけで気持ちが変わるかもしれません」という言葉は、参加した院長先生方の心に深く刺さりました。

主宰の梅岡より、リーダー育成に関する考え方が共有されました。リーダーを育てるために必要な力は二つある。一つは「教育力」、もう一つは「活人力」です。活人力とは人を活かす力。より難しく、より大切なのが活人力だと語られました。そのためにまず意識したいのが、感情を伴った報告・対話です。数字や結果だけの報告ではなく、「悔しい思いをしました」「すごく嬉しかったです」という感情を添えることで、リーダーはその人の内側を理解しやすくなります。
また、スタッフの中に「リーダーになりたくない」という声がある現実も率直に語られ、その背景にある思いに耳を傾け、リーダーとしての喜びを丁寧に伝えていくことの重要性が強調されました。リーダーとは役職ではなく役割であり、誰もがその役割を担える環境をつくることが、組織の成熟につながっていきます。

20分プレゼンテーションでは、松澤呼吸器クリニックの松澤院長と竹田マネージャーが登壇。開業当初の患者ゼロ・スタッフの大量退職・理念なしという赤裸々な失敗の歴史から、MAF入会とマネージャー採用を経てどう変わったかが語られました。
竹田マネージャーからは、タスクシフトによる主体性の醸成・業務フローのデジタル化・全スタッフとの定期面談・有給消化100%を目指す労働環境の整備など、具体的な改善策が紹介されました。「問題は人ではなく仕組みにあった」という言葉と、それを実行に移した二人の姿が、参加者に大きな共感と勇気をもたらしました。

ゲスト講師として、デールカーネギーのグローバルマスタートレーナーとして活躍してきた石原由一朗氏が登壇しました。石原氏はまず、理念を語る力の重要性を説きました。PREP法(Point・Reason・Example・Point)というフレームを用いて、中でも「Example=ストーリーで語ること」が相手の心を動かす鍵だと伝えました。時間・場所・登場人物・具体的なシーン・情熱の「四つのJ」を盛り込むことで、言葉は初めて共感を呼ぶものになります。参加者は3人組でロールプレイを行い、自身の理念を実際に語る練習を重ねました。
後半では、スタッフに役割を委ねるためのアプローチも紹介。鍵は「相手の価値観を知り、そこに紐づけて伝えること」。責任と権限の範囲を明確にし、失敗しても大丈夫という安心感を添えることが、引き受けてもらうための土台になると語られました。「財務体力のある大企業に衛生要因では勝てない。でも動機づけ要因では勝てる」この言葉は、クリニック経営者にとって大きな気づきとなりました。

木戸 みみ・はな・のど クリニック
木戸茉莉子先生
今回もいろんな先生方との交流の時間がとても貴重なものでした。石原さんのロールプレイングも他の先生のを拝見することで、自分と全く違うことがわかり気づきになりました。
南草津皮フ科
楠葉 展大先生
いつも経営に関する本質的な学びをいただきありがとうございます。
今回の学びはコミニケーション。関係性や信頼の構築の大切さを改めて学ばせていただきました。相手の価値観を知ることを大切にし、これから伝わるような伝え方のトレーニングを積んでいきたい。
れんげ会小川産婦人科・浜田病院
室谷毅先生
リーダー育成の体系化をする予定でしたが、ブラッシュアップができそうでワクワクしています!