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2026年7月12日(土)、東京にてMAF クリニック経営セミナー(COREステージ)を開催しました。今回のテーマは「リーダー育成」。スタッフが自ら考え、動く組織をどうつくるか。講義・プレゼンテーション・ディスカッション・ゲスト講演を通じて、密度の高い一日となりました。
前回4月のEH向上セミナーから3ヶ月。セルフチャレンジのシェアでは、石神先生より「定期的にシェアを続ける中で、スタッフに仕事を任せる仕組みをつくることや、やりがいを生み出す工夫を実践してきた」という報告がありました。一人で思い悩むのではなく、同じ志を持つ仲間と学びを持ち寄ることで前に進んでこられたという言葉が、参加者の共感を呼びました。また、今回は入谷クリニックの入谷先生による「13年の苦闘と自走する組織づくり」の実践報告も行われ、会場のあちこちで「うちも同じだ」という声が聞かれました。

午前のディスカッションでは、各テーブルでリーダー育成の失敗と学びが率直にシェアされました。根本先生からは「経験年数を基準にリーダーを選んできたが必ずしも正解ではなかった」という経験が、岸本先生からは「リーダーのミーティングがいつしか業務改善の話ばかりになっていた」という気づきが共有されました。才能より院長の方向性と共鳴できるかどうか(徳)を見極めることの大切さ、そしてやり方より先にあり方・ミッションを共有することがリーダー育成の土台だという結論が、各テーブルに共通して生まれていました。

20分プレゼンでは、入谷クリニックの入谷院長が登壇。13年にわたるリーダー育成の試行錯誤と、そこから生まれた仕組みが紹介されました。リーダーの選出基準は能力ではなくポジティブさ・育成への姿勢・我が事意識の三つ、任期制の導入、幹部と毎週学び続けた教材活用、リーダーが自分の下を育てないと次のステージに上がれない評価の仕組みなど、具体的な仕掛けが紹介されました。
「診療時間を削ってでも教育を経営の中心に据える」という覚悟が、組織の自走を生み出した一因だと語られました。

主宰の梅岡より、リーダー育成の文脈でミッションの重要性が語られました。スターバックスの店員が慣れない手つきで「今日お仕事ですか?」と声をかけてきたエピソードを紹介しながら、上手い・下手の前に行動することの大切さ、そしてAIが浸透する時代だからこそ患者さんに寄り添うコミュニケーションに時間を使ってほしいというメッセージが伝えられました。
また、幸せの四要素(やってみよう・ありがとう・ありのままに・なんとかなる)を引きながら、リーダー自身が幸せであることがスタッフの幸せにつながると語られました。自分の思いを言語化し、理念に沿った判断ができるリーダーを育てること、それが今の時代のクリニック経営に最も必要なことだと強調されました。

ゲスト講師として、ザ・ボディショップやスターバックスコーヒージャパンのCEOを歴任した岩田松雄氏が登壇しました。岩田氏が一貫して語ったのは「ミッション」の重要性です。企業は何のために存在するのか。利益はあくまでその実現のための手段に過ぎないと語られました。
スターバックスのミッションがアルバイトを含むすべてのパートナーに浸透しているからこそ、指示なしで自発的なサービスが生まれると言います。またミッションは組織だけでなく個人にも必要であり、「人を治める前に自分を治める。ミッション・ビジョン・パッション、この三つのどれ一つも欠かせない」というメッセージで講演を締めくくられました。

里村医院クリニック
里村元先生
今後のクリニック成長のためにはリーダー育成は必須だと感じた点
医療法人社団奏愛会
福田真先生
リーダー育成について、グループメンバーから貴重な意見が聞けて、現場に活かせると感じた。岩田さんの話がアツかった!
医療法人社団まつだ内科
松田剛先生
今回リーダー育成のセミナーをありがとうございました。とても勉強になったのはグループでのシェアの時間で参考に出来ることが多かったです。また、入谷先生のプレゼンテーションも非常に勉強になりました。クリニックのフェーズを意識して今後の目標を決めていきます。