【リッツカールトンから学ぶ教育とは?】
2025年7月13日(日)に東京でクリニック経営セミナー「スタッフ教育」を開催しました。
前週に行われた大阪会場に続き、東京にも全国から多くの開業医の先生方にご参加いただきました。このセミナーは、医療法人梅華会の取り組みに加え、M.A.Fに参加している各クリニックの実例も紹介する貴重な学びの場として、3か月に1度開催しています。
セミナーだけではない?セルフチャレンジとは?
M.A.Fでは3ヶ月ごとに開催するセミナー以外にも全国の会員と繋がり、情報共有する場があります。その1つが「セルフチャレンジ」です。これはセミナー終了後に学んだことから1つ実行することを決断し、他の先生方と小さなグループを作って次のセミナーまでの間、決断事項の進捗報告や悩みの相談、感じた良かったことのシェアなどを行う場です。
小さなグループだからこそ気軽に話せる環境があり、セミナー冒頭で発表いただいた先生からも「非常に良いコンテンツだ」と評価をいただきました。クリニック経営についてすぐに相談できる場があることは、M.A.Fの大きな強みだと感じました。
スタッフ教育は愛である
セミナーはセルフチャレンジのシェアから始まり、各院の取り組み発表、ディスカッション、20分プレゼンテーションやゲスト講師の講演など、終日「スタッフ教育」について学びました。
様々な細かな手法や事例が共有されましたが、全体を通じて多くの先生方が共通して語っていたのは、「スタッフ教育は愛である」という視点でした。オペレーションやマニュアルなどの”やり方”だけでは、スタッフの成長や定着にはつながりません。
「なぜそれを行うのか?」「なぜ必要なのか?」という“あり方”に向き合うことが、本質的な教育につながるという気づきが共有されました。そしてそれは、スタッフ一人ひとりへの“愛”を持って接することに他ならないと、多くの先生が感じられたようです。
リッツカールトンからの学び
今回のゲスト講師は、元リッツカールトン日本支社長の高野登氏。ホテル業界での豊富なご経験をもとに、ホスピタリティやリーダーシップのあり方について、医療現場にも活かせる示唆をたくさんいただきました。中でも特に印象的だったのが、「宿命→運命→使命→天命」という考え方。これは、人が役割や意味に目覚めていくプロセスを示すものであり、院長自身がこの視点を持ち、スタッフにも気づきを与えていくことが、これからのスタッフ教育には欠かせないというメッセージでした。
「医療業界のリッツカールトンを目指す」と掲げるクリニックもある中で、リッツカールトンの哲学やホスピタリティのあり方を医療現場に取り入れていくことが、結果として患者さんにとっても素晴らしいクリニックづくりにつながるのだと感じました。
参加者の声
たいや内科クリニック
加藤大也先生
「高野さんより、人は動かず者ではなく動く者、絶えず関わる人に愛を持って接する事を特に学びました。」
兵庫県のクリニック
T先生
「マニュアルやガイドラインだけではない、院長の医療に対するあり方考え方を、日々の診療でスタッフに伝えて続ける事の大切さ」
M.A.Fでは3ヶ月に1度クリニック経営セミナーを開催しています。メンバーの先生以外でセミナーにご参加を希望される方はオブザーブ(体験)参加が可能です。
席数に限りがあるため、参加希望の場合はまずM.A.Fの無料メルマガにご登録くださいませ。セミナーやオブザーブ募集のご案内はメールマガジンで発信をしています。
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