2025年4月(東京)クリニック経営セミナーレポート

【院長不在でも回るクリニック経営の仕組化とは】

2025年4月27日(日)、東京にてクリニック経営セミナー「仕組化」を開催しました。前週に行われた大阪会場に続き、東京にも全国から多くの開業医の先生方にご参加いただきました。このセミナーは、医療法人梅華会の取り組みに加え、M.A.Fに参加している各クリニックの実例も紹介する貴重な学びの場として、3か月に1度開催しています。

 

20分で自院の仕組化を語る

M.A.Fセミナーでは、「20分プレゼンテーション」という恒例のプログラムがあります。これは、参加クリニックの先生が各回のテーマに沿って自院での取り組みを発表するというものです。

今回の発表者は、草ヶ谷医院の草ヶ谷先生。クリニックでの診療体制や、スタッフが主体的に動ける仕組みについてご紹介いただきました。1日100名以上の患者さんを診ても院長が疲弊しない仕組みや、スタッフの成長を促す取り組みなど、外部からは見えにくい実践的な工夫が紹介され、参加者の先生方も真剣にメモを取り、活発に質問されていました。

この「20分プレゼン」は、他の先生方に新たな気づきをもたらすと同時に、発表する先生にとっても自院の取り組みを整理する貴重な機会となっています。毎回1名の先生が登壇し、主宰の梅岡とは異なる視点からの学びが得られると好評です。

院長が不在でも成り立つ経営体制の必要性

「院長がいないと回らないクリニック経営」は、やがて限界を迎える可能性を秘めています。経営者としての時間を確保できなければ、組織の成長スピードにも影響が出てしまいます。以前のセミナーである先生が「院長の器以上に組織は大きくならない」と語られたことがありました。医師としての成長も大切ですが、経営者として成長するには「院長にしかできないこと」に注力できる体制づくりが不可欠です。

そのためにも、院長が不在でも患者さんの満足度を維持し、スタッフが主体的に動き、成長・成功できるクリニックの仕組みを整えることが、真の意味での“卓越したクリニック経営”といえるでしょう。

 

箕輪厚介氏が語る「世界観」の力

今回の東京会場では、ゲスト講師として幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏をお招きしました。編集者としてだけでなく、作家・プロデューサーとしても活躍され、多くの著名人との関わりを持つ箕輪氏からは、普段聞けない貴重なお話を伺うことができました。中でも印象的だったのは「これからの時代においては、“世界観(ストーリー)”が何よりも重要になる」というメッセージです。個人や組織が持つ独自の世界観にファンが集まり、それが影響力を生む。そしてそのためには、自分の芯を持って行動することが不可欠だと語られていました。

開業時の想いは、院長先生それぞれにあるはずです。その「想い=世界観」をストーリーとして、スタッフや周囲の人々に伝えていくことが、院長自身の成長、そしてクリニックの成功へとつながるのだと、改めて感じる機会となりました。

M.A.Fでは3ヶ月に1度クリニック経営セミナーを開催しています。メンバーの先生以外でセミナーにご参加を希望される方はオブザーブ(体験)参加が可能です。
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