【仕組化とは誰が行っても同じ結果が出ること】
2025年4月20日(日)に大阪でクリニック経営セミナー「仕組化」を開催しました。
今回のセミナーでは、全国から多くの開業医の先生方が集まり、属人化からの脱却と業務の再現性についてディスカッションを重ねました。
例えば、教育マニュアルの作成において、「誰が教えても同じ内容を伝えられる仕組み」をつくることが重要です。「教える人によって内容が変わる」ということは教育の仕組みが未整備であるという証拠。属人化を避け、均一な業務品質を保つためにも、仕組みの導入と運用がカギとなります。
院長にしかできないこと、仕組みに任せられること
仕組化が大切だと聞いても、どうやって仕組化にするのか?は学んだことがありません。仕組化するメリットやデメリット、また仕組化をスタートするためにすべきことなどを主宰の梅岡が自身の経験や医療法人梅華会グループで取り入れている事例などを先生方にお伝えをしました。
その内容から「院長にしかできないことと仕組みとしてできること」の切り離しをするディスカッションでは、ミッション・ビジョン・バリューについては院長先生が、それ以外は仕組みにすることができるのでは、という話で盛り上がりました。スタッフの教育や採用、権限委譲などマニュアルやシステムの構築ができればレベルの均一化になり、同じミスが減ることになります。
これからの仕組化にはAI活用が必須
今回のセミナーでは、AIの専門家による講演も行われました。
ChatGPTなどの生成AIが、業務効率化・マニュアル作成・アイデアだし、壁打ちなどにおいてすでに活用されており、「AIを活用して仕組化のスピードアップが可能になる」というメッセージが語られました。
「AIのプロになる必要はない。でもAIの力を理解し、使いこなせる環境をつくることは、経営者としての責任である」
AIについての色々な最新の情報やすぐに活用できるプロンプトの紹介では多くの先生が写真を撮っていたのが印象的でした。
自然の法則と本質を見抜くこと
午後の特別講演では、株式会社アビリティトレーニング代表・木下晴弘氏にご登壇いただきました。
教育現場から企業研修まで幅広い実績を持つ木下氏による90分間の講演では、「本質を見抜く力」と「目的意識の大切さ」について、熱く、そして分かりやすく語っていただきました。
「本質は目に見えない。だからこそ、“物事の捉え方”が人生を大きく左右する」
という言葉が象徴するように、ミッションやビジョンに共感したスタッフがいる組織は、スタッフ一人ひとりの人生にも好影響を与えることができる。そんな価値観に、会場の院長先生方は深くうなずきながら耳を傾けていました。
講演を通じて、「目的を持つこと」の重要性を再認識し、「自院のミッションやビジョン、理念にスタッフがどれだけ共感し、行動しているか」を振り返る機会にもなりました。本質を見抜き、その価値を言葉にして伝えること。それこそが、これからの時代に求められるクリニック経営の在り方だと、多くの先生方が感じられた時間となりました。
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